CITIZEN(シチズン) 　50's C MARK CENTER-SECOND Cal.3ADJ

1950年代、シチズン「Cマーク センターセコンド」のご紹介です。

 センターセコンドとは秒針が中央にある時計を指します。

現在では一般的な仕様ですが、以前は秒針が6時位置にあるスモールセコンドが40年代までは主流でした。

当時の技術力ではセンターセコンドにするには技術的に難しく、また時計の厚みが増してしまうこともあり、スモールセコンド方式の時計が多く存在しています。

 その後、40年代後半を境に、時計の技術はさらに向上し、海外製時計でセンターセコンドの時計が発表されるようになりました。

そのため、シチズンも自社の技術を証明するために、1948年頃にはシチズン初のセンターセコンド仕様の時計を発表。
世界に対し、国産時計の技術力の高さのアピールに成功しています。

今回ご紹介する「Cマーク センターセコンド」はその名の通り、秒針を中心に取り付けた、センターセコンドモデルです。

ラウンドケースをはじめ、インデックスと針もシルバーで統一されています。
ブラックの文字盤にシルバーカラーはよく映えるので、シンプルかつ洗練されたデザインに。

さらに、インデックスは多面カット処理が施されているので、視認性を向上させるなど実用性もしっかりと考慮されています。

また、12時位置にはCマークのアップライトインデックスが配置されており、反対の6時位置には当時の先端技術である、耐震衝撃装置「PARA SHOCK」、切れにくいゼンマイ「PHYNOX」の文字がプリントされており、裏蓋には「CENTER-SECOND」が刻印されています。

当時のシチズンの技術力とデザイン性が上手にアピールされている時計です。

ムーブメントには17石使用の手巻き、Cal.3ADJを搭載。

センターセコンド方式をはじめに、パラショックや、フィノックスなど当時の先端技術が盛り込まれているムーブメントです。

精度はもちろん、実用性、耐久性などあらゆる面において高いレベルで作られています。

サイズは縦：38,8mm、横：35,2mm、厚み：9,8mm、重さ：23g。

シンプルなデザインなので、ベルト次第でいろんな表情を楽しむことができ、フォーマルからカジュアルまで幅広く、コーディネートに取り入れていただけます。

コンディションについては、ケースは使用に伴う小傷などはありますが、目立つ傷等はなく、エッジもしっかりと残っています。

文字盤は経年による若干のキズなどはありますが、視認性には何ら問題はありません。

ムーブメントの状態は良好です。

当店で取り扱う時計は全て入荷時に専門の時計整備士により、内部点検を行い、本物であると断定した上で販売を行いますので安心してご利用いただけます。

時計ご購入の際に当店にて新品のレザーベルトを付けてお届けいたします。
ご注文選択タブよりご希望のカラーを選択してご注文下さいませ。
※時計純正ベルト、またメタルバンドの付いている製品には、レザーベルトは取り付けずスペアとして別でお送りします。
また発送時には時計用専用ケースもお送りいたします。

●アンティークウォッチご購入後のご案内、必ず内容をご確認下さい●

Amboyではアンティークウォッチの販売に際し、ご注文頂いた段階ですぐにお渡しさせて頂くのではなく
専門の職人にオーバーホール(以下OH）を依頼し、OH完了後のお届けとさせて頂いています。(期間は約1～2か月程度)

時計修理技師1級の資格を持つ専門の職人により時計を完全分解、内部パッキン等の消耗パーツ交換、洗浄、注油といった
徹底したOH、日差±1分程度の状態まで整備させて頂きます。
またお届けの際にどのような作業でOHさせて頂いたのか、当店独自のOH証明書、並びに機械の分解
整備した際の写真も一緒にお送りさせて頂きます。

もちろん製品自体は中古品という特性上、絶対に壊れないという保障はありませんが、その時計の持つ本来の性能を楽しんで頂き
今後安心してお使い頂けるようにこのような対応とさせて頂いていますので、何卒ご了承くださいませ。

製品購入時は、モデルにより1年間の保障期間をご用意しています。期間が過ぎた製品でも有料とはなりますが
きちんと修理対応をお受けしています。お近くに修理店がない方も、お気軽にご相談下さい。