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Mido(ミドー) 50's MULTIFORT LUXE Large Case / Cal.917
Mido(ミドー) 50's MULTIFORT LUXE Large Case / Cal.917
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1950年代、ミドー「マルチフォート ラックス」のご紹介です。
1930年代に誕生したミドー「マルチフォート」シリーズは、防水性・帯磁性・耐衝撃性を備えた実用時計として世界的に評価を受けました。
その中でも「マルチフォート ラックス」は、シリーズの上位機種としてより洗練された仕上げと装飾性を備え、1950年代に展開された特別なラインです。
ヴィンテージウォッチらしい落ち着きのある重厚な表情が魅力的な「マルチフォート・ラックス」。
本モデルの魅力は、ブラウン×ブラックのツートンダイヤルにあります。
中央から外周にかけて切り替わる色調は、光の角度によって濃淡を変え、まるでグラデーションのような奥行きを演出。
経年によってブラウン部分には温かみのある柔らかなトーンが生まれ、ブラック部分は深みを増して落ち着いた風合いを纏っています。
外周のミニッツトラックや夜光ドット、アラビア数字を組み合わせたデザインはクラシカルでありながら独自性が高く、このブラウン×ブラックのコントラストによって一層引き立ちます。
リーフハンドとの組み合わせは視認性と装飾性を両立し、ヴィンテージならではの豊かな表情を堪能できます。
さらに特筆すべきは、35mmという当時としては非常に珍しいビッグサイズケースを備えている点です。
マルチフォートが30〜33mm前後に留まる中で、この存在感あるサイズは圧倒的に希少。
その堂々とした佇まいは一際目を引きます。
ステンレススチール製のケースはシンプルで堅牢なラウンドフォルム。
裏蓋には「WATERPROOF」「ANTI-CHOC」など、耐久性を誇示する刻印が残されており、当時の革新的な実用時計としての矜持を感じさせます。
ムーブメントは17石、自動巻きのCal.917。
自動巻き機構の先駆けである、半回転方式のハーフローターを搭載。
ローターが半分ほど回転すると、バンパーにぶつかり「コツコツ」とした感覚が伝わるのが特徴。
着用時に腕の振りにあわせて伝わるハーフローター特有の振動が、時計が動いているという感覚がして楽しいと現代でも愛好家が多いムーブメントです。
サイズは、縦:40,7mm、横:35,7mm、厚み:10,7mm、重さ:35g。
ブラウン×ブラックのツートンダイヤルは、スーツやジャケットなどのクラシックスタイルはもちろん、デニムやニットといったカジュアルな装いにも好相性。
特に秋冬のブラウン系コーディネートには自然に馴染み、腕元に落ち着いた洒落感を添えてくれます。
コンディションは、ケースは目立つ傷や凹みのない良コンディション。
文字盤はエイジングが進んでいますが、視認性には何ら問題はありません。
ムーブメントはスムーズに動作しており、問題はありません。












