SEIKO(セイコー) 　60's KING SEIKO

1960年代、セイコー「キングセイコー」のご紹介です。

「キングセイコー」（以下KS）は「スイス製時計に負けない精度を持つ日本製時計を作り出す」という命題のもと、1961年に第二精工舎（亀戸工場）から発表されました。

前年に諏訪精工舎から発表された「グランドセイコー」（以下GS）がすべてにおいて「最高級」を目指したモデルであったことに対し、「KS」は精度に関して必要な部分以外は極力コストを抑えることで、「GS」との差別化を図りました。

そのため、2つを比較すると「KS」が劣っているように見られてしまうことがありますが、「高精度の時計」という点においてはまったく遜色はなく、むしろ「KS」に搭載されているムーブメントのほうが「GS」よりも小型化に成功しつつ、同程度の精度を実現するなどまったく遜色なく作られています。

セイコーの最高級機「グランドセイコー」と並び最上位機に位置付けられる「キングセイコー」。
日本を代表する最高峰モデルの1つです。

今回ご紹介する「キングセイコー」は14金張りのケースに、裏蓋に「盾メダル」を持つファーストモデルです。

文字盤はシルバーのサンレイ仕上げに、ゴールドカラーのアップライトバーインデックスのシンプルなデザイン。

文字盤は中心部の一部が経年変化により、シルバーからベージュへと変化しています。
これにより、シルバー、ベージュのグラデーションが効いたツートン文字盤となり、サンレイ仕上げによる受けた光を放射状に反射する様は、文字盤に立体感を与え、美しさを引き立てています。

時の流れの中で偶然、生まれたこの文字盤は、まさに唯一無二の表情を持つキングセイコーへと変貌を遂げた1本です。

ムーブメントは25石仕様の手巻きモデルを搭載。

グランドセイコーに匹敵する精度を持ちながらも、直径サイズを2mmほど小さくして作られています。
そのため、精度、メンテナンス性、耐久性に優れたムーブメントです。

サイズは縦：43mm、横：37,7mm、厚み：9,2mm、重さ：38g。

ゴールドカラーケースは経年変化により淡い色合いに変化しているので、肌なじみが良く、ゴールド特有の嫌らしさを一切、感じさせません。
上品な表情はジャケットやシャツスタイルなどと相性が良いです。

コンディションは、ケースは小傷程度の良コンディション。
文字盤に一部、経年変化による変色が見られますが、この変化がよりヴィンテージウォッチらしさを演出しています。
ムーブメントは問題なく動作しています。

当店で取り扱う時計は全て入荷時に専門の時計整備士により、内部点検を行い、本物であると断定した上で販売を行いますので安心してご利用いただけます。

時計ご購入の際に当店にて新品のレザーベルトを付けてお届けいたします。
ご注文選択タブよりご希望のカラーを選択してご注文下さいませ。
※時計純正ベルト、またメタルバンドの付いている製品には、レザーベルトは取り付けずスペアとして別でお送りします。
また発送時には時計用専用ケースもお送りいたします。

●アンティークウォッチご購入後のご案内、必ず内容をご確認下さい●

RESUMEではアンティークウォッチの販売に際し、ご注文頂いた段階ですぐにお渡しさせて頂くのではなく
専門の職人にオーバーホール(以下OH）を依頼し、OH完了後のお届けとさせて頂いています。(期間は約1～2か月程度)

時計修理技師1級の資格を持つ専門の職人により時計を完全分解、内部パッキン等の消耗パーツ交換、洗浄、注油といった
徹底したOH、日差±1分程度の状態まで整備させて頂きます。
またお届けの際にどのような作業でOHさせて頂いたのか、当店独自のOH証明書、並びに機械の分解
整備した際の写真も一緒にお送りさせて頂きます。

もちろん製品自体は中古品という特性上、絶対に壊れないという保障はありませんが、その時計の持つ本来の性能を楽しんで頂き
今後安心してお使い頂けるようにこのような対応とさせて頂いていますので、何卒ご了承くださいませ。

製品購入時は、モデルにより1年間の保障期間をご用意しています。期間が過ぎた製品でも有料とはなりますが
きちんと修理対応をお受けしています。お近くに修理店がない方も、お気軽にご相談下さい。